【木部塗装】塗料の種類や特長を徹底解説

[著]
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わたしたちの身の回りには、多くの木材が使われています。

それらを保護し、そして意匠を高めることなどを目的として、多くのシーンで木部塗装が行われます。

しかし、木部塗装を行うには、木材が持つ性質を理解し、期待する仕上がりに適した塗料を使うことが重要です。

そこで今回は、木部塗装で使われる塗料の種類とその特長について、徹底解説します。

そもそも木部塗装とは?

木部塗装とは木質素材への塗装のことを言いますが、木質素材は金属やコンクリートなどその他の素材とは異なる特性を有しているため、そのことを理解して行う必要があります。

木質素材の特性とは、以下のようなことが挙げられます。

・デザイン性(木目)
・伸縮性

デザイン性(木目)

 

木質素材の最大の特長といえるのは、自然がつくる木目の美しさです。

木目は、同じ模様は決してつくられることのない唯一のデザインであり、そして「板目」や「柾目」など切る方向によっても違った表情が現れます。

また、この自然がつくる木目は、見た目の美しさだけでなく、温もりや安らぎを感じさせる癒し効果も期待できます。

そのため、木部塗装を行う場合は、木目を活かして仕上げるのか、そうではないのかという点は、重要なポイントとなるでしょう。

伸縮性

 

木質素材は、温度や湿度などの環境に合わせて吸湿したり放湿したりする調湿作用が働きます。

そして、吸湿すると膨張し、放湿すると収縮するため、木部塗装を施している場合でも、ひび割れや剥がれなどが生じてしまうことがあります。

そのため、木部塗装を行う場合は、伸縮性に配慮された塗料を使うことが重要なポイントとなるでしょう。

塗料の種類や特長

木部塗装に使用する塗料には、以下の通り大きく2つの種類があります。

・造膜型塗料
・浸透型塗料

造膜型塗料

木部塗装の造膜型塗料とは、表面に塗膜をつくるタイプの塗料です。

いわゆる「ペンキ」と呼ばれるものは、そのほとんどが造膜型塗料に相当します。

強い塗膜を形成して水分や熱、汚れなど外的要因からの影響を受けにくくなること、そして高い耐久性が期待できることなどが特長となります。

ただし、木質素材特有の美しい木目を活かすことは難しく、質感も失われてしまう点では注意が必要です。

 

浸透型塗料

 

木部塗装の浸透型塗料とは、表面に塗膜をつくるのではなく、内部に浸透するタイプの塗料です。

一般的によく知られている「ステイン」などは浸透型塗料であり、そのなかでも「キシラデコール」や「ノンロット」、「オスモ」などはプロの間でも人気の商品となっています。

表面に塗膜を形成しないため木目の美しさや質感をそのまま活かせること、また伸縮によるひび割れや剥がれが生じにくいことなどが特長となります。

ただし、一般的に造膜型塗料よりも耐久性が劣ってしまうことは、注意が必要です。

 

木部塗装に最適な古色木目天然染料「久米蔵」

 

弊社では、古くから語り継がれてきた、文化庁の資料にもある幻の塗料「久米蔵」を独自の技術で蘇らせた古色木目天然染料「久米蔵」を提供しています。

古色木目天然染料「久米蔵」は、木の内部にまで深く浸透し、古材特有の趣を演出できることから、木質素材の魅力を阻害することがありません。

また、防腐や防虫、吸水抑制などさまざまな効果が期待できるうえ、人体に有害とされる物質を発生させない無公害の染料です。

そのため、全国の古民家や文化財など、多くの建築物で採用されています。

木部塗装を行う際は、古色木目天然染料「久米蔵」を検討してみてはいかがでしょうか。

古色木目天然染料 久米蔵 | 建築仕上材のヤブ原産業株式会社 (yabuhara-ind.co.jp)

 

まとめ

木部塗装は、その特性ゆえに他の素材と比較しても難しい施工となります。

誤った施工をしてしまうと、不具合を起こし、素材そのものを傷める原因になることもあります。

そのため、素材の性質を理解すること、期待する仕上がりに合った材料を選ぶことなどが重要なポイントです。

また、木部塗装で豊かな木目の表情を演出したい場合は、古色木目天然染料「久米蔵」を使った施工を強くお勧めいたします。

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