【失敗する前に必見!】コンクリートのひび割れはDIY補修できる?ポイントと注意点を解説

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コンクリートは様々な理由でひび割れが出来ます。ひび割れにも細く浅いひび割れから、太く内部まで貫通していると思えるひび割れまで、その程度も様々です。

細く、軽症と思えるひび割れならDIYで補修できると考える方もいると思います。

実際、ひび割れが大きくない「ヘアクラック」と呼ばれるようなひび割れであれば、DIYによって応急処置することは可能と言えるでしょう。

本記事では、DIYで補修する注意点やメリットを解説していきます。

コンクリートひび割れについて

コンクリートのひび割れが発生する原因は多岐にわたります。

以下に主な原因を解説します。

乾燥収縮

コンクリートは砂利、砂、セメントを混ぜたものを水で混錬して作られます。

この際に、コンクリートの水分が蒸発して体積が収縮します。

表面の水分が直射日光や風などにより急速に蒸発すると、コンクリート表面にひび割れが出来ることがあります。

地盤の影響

正常な地盤でない場合や地震があった際にひび割れが発生する可能性があります。

深刻な症状に発展する場合があるので注意が必要です。

構造上の理由

建物の開口部やつなぎ目などは構造上負荷が集中しやすい場所です。

建物自体の自重などの負荷が常に集中するため、ひび割れが起きやすい場所とされています。

経年劣化

コンクリートは経年とともに劣化が進みその過程でひび割れが発生することがあります。

コンクリートの劣化は中性化などが主に挙げられます。

これらは症状が進行するとコンクリート内部の鉄筋が腐食し、爆裂という鉄筋が膨張しコンクリート内部から破壊する現象に至ることがあります。

注意した方がいいひび割れ

ひび割れは基本的に幅0.3㎜以下のものをヘアクラックと呼び、このレベルならDIYで応急処置できると考えます。

逆に次にあげるような状態のひび割れは自己判断せずに専門家に相談するのが良いかもしれません。

●太く深いひび割れ

幅0.3㎜以上のひび割れは症状の把握やそれぞれの状態に合わせた専門の補修方法があります。基本的には専門家に任せましょう。

●基礎や柱などの構造部にできたひび割れ

建物の重要な部分にできたひび割れのため、重大な事態に発展する可能性があります。基礎や柱などの構造上重要と思う部分にできたひび割れは自己判断するのは避けましょう。

●漏水の原因となるひび割れ

漏水はひび割れの補修とは異なります。また、漏水している時点で建物への影響が出ている状態なので、専門家に相談しましょう。

●早期に発生するひび割れ

新築なのにすぐにひび割れが出来た場合は、乾燥収縮によるあまり重症でないひび割れの可能性もありますが、構造的欠陥や地盤の問題によるひび割れである可能性も考えられます。安易に問題ないひび割れと判断するのは危険です。

ひび割れをDIY補修するメリット

ここまで読んでいただいた皆様は、「ヘアクラック(幅0.3㎜以下)の補修くらいしかDIYできないのであれば、あまり意味ないのではないか?」と思うのではないでしょうか?

ここではヘアクラックを補修するメリットについて考えます。

美観の維持

ひび割れが出来れば見た目に影響し、美観的に悪くなります。

ひび割れ自体は0.3㎜と細くとも黒ずみ汚れなどが発生するとより目立ち、ボロボロなイメージになってしまうでしょう。

補修をすることでこれらの美観の改善を期待できます。

劣化の進行を防ぐ

ヘアクラックはその時点では構造に影響を与えないので、慌てる症状ではありません。

しかし、時間とともに水の侵入などにより成長する場合があります。

ヘアクラックの時点で埋めて補修してしまえば大事になることを未然に防ぐことが期待できます。

経済的

業者に依頼すればその分コストがかかります。

応急処置や美観の改善を目的とするならばDIYで十分な場合もあります。

おすすめ商品

床用カチオン性セメント系クラック補修材「クラックイレイザー」

「クラックイレイザー」はカチオン性粉末樹脂を配合したセメント系クラック補修材で、コンクリートの床に発生した微細なひび割れを簡易的に補修できます。

チューブに水を入れて混ぜたら、そのままひび割れに充填するだけの簡単施工なので、誰でも簡単にひび割れの補修が可能です。

メーカーホームページ

クラックイレイザー製品詳細
「クラックイレイザー」はカチオン性粉末樹脂を配合したセメント系クラック補修材で、コンクリートの床に発生した微細なひび割れを簡易的に補修できます。

安心補修スティック

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安心補修スティック
ひび割れの自己治癒成分を配合したセメント系原料をスティックタイプにした商品です。主に壁面に実績が多数ある商品です。

その他の補修材

上記でお勧めしている補修材はセメント系の補修材です。

ひび割れの補修には樹脂でできたシーリング材というものもあります。

シーリング材はセメントと違い弾力があり、追従性が高いことが特徴です。

追従性が高いため、振動や建物の動きなどをある程度吸収することができます。

しかし、シーリング材は使われている樹脂の種類によって特徴や性質が違うため、注意が必要です。

特にシリコン系の樹脂を使用したシーリング材は上塗りの付着が悪くなります。

別途外壁の塗り替えを行うときなどに「DIYで使ったシーリング材の除去費用が上乗せでかかってしまった」などの問題になることがあるので、シーリング材を使うときは種類・施工場所・仕上げ材などに注意する必要があります。

まとめ

コンクリートには様々な理由でひび割れが発生します。ひび割れの症状によって緊急性が高いものから低いものまであり、緊急性の低いものに関してはDIYで補修することもできます。

緊急性が低いといっても、将来的に症状が進行するのを予防する効果が見込めるため、DIYで補修することは、建物を守ることに繋がります。

今回おすすめしたクラックイレイザーなどの商品を使えば、初心者でも簡単に作業することができます。

一方で、建物の重要部分などにできたひび割れなどは無理せず専門家に相談しましょう。

商品の詳細に関しては、楽天やモノタロウの商品ページをぜひご覧ください。

 

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