コンクリートやモルタルの浸透強化でガッチリ浸透プライマーが選ばれる理由、施工方法を紹介

[著]
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ガッチリ浸透プライマー

左官工事のプロになればなるほど下地の精度、品質を重視するものです。

特にコンクリートは建物の基礎中の基礎です。

そんな重視する下地の強化剤として多くのプロが”ガッチリ浸透プライマーW”を使用しています。

今回は、ガッチリ浸透プライマー(W/寒冷地)が選ばれる理由、施工方法を紹介します。

ガッチリ浸透プライマー(W/寒冷地)とは?

ガッチリ浸透プライマー

・ぜい弱した無機質系下地表層に浸透し強化します。(特許を取得した独自の浸透メカニズム)
・水性なので有機溶剤の発散が無く、匂いも殆どありません。(室内でも施工可能)
・塗布後、セメント系材料のほか、各種材料を直接施工できます。
・一液かつ原液使用のため、混ぜたり希釈する必要はありません。
・気温マイナス5℃まで施工可能です。(ガッチリ浸透プライマー寒冷地)
・コンクリート・モルタルの雨打たれ、凍害の補修に最適です。
・漆喰、土壁、繊維壁等、今まで施工が難しかった下地にも対応可能です。

 

ガッチリ浸透プライマーは脆い下地を強化させて上塗りを可能にする商品です。

末尾に「W」が付くものが通年タイプ、「寒冷地」が付くものは気温マイナス5℃まで対応できるタイプとなっています。

ガッチリ浸透プライマーが選ばれる理由

ガッチリ浸透プライマーが多くのプロに選ばれる理由は下記の2点です。

・特許取得の浸透メカニズム
・透明度が証明する微細な粒子

特許取得の浸透メカニズム

ガッチリ浸透プライマー

強化剤(約100nm)ではポリマーが大きく、脆弱層への浸透は不可能でした。

ガッチリ浸透プライマー(W/寒冷地)は独自のナノテクノロジーにより、ポリマー粒子を30~50nmと分子に近いサイズまで小さくし、浸透に最も適した濃度、粒度、化学安定度を有したことで脆弱層への浸透を可能にし、コンクリート、モルタル等の無機質系下地の表層強化を可能にしました。

この浸透メカニズムで特許を取得しています。

透明度が証明する微細な粒子

ガッチリ浸透プライマー

通常のエマルション製品はポリマー粒子径が大きく光を反射するので白く見えますが、ガッチリ浸透プライマーのポリマー粒子は非常に小さいため光の反射が少なく、半透明となります。

ガッチリ浸透プライマーの使用方法

1. 下地
凍害(とうがい)や雨うたれ等ぜい弱な部分、厚い場合は除去し、いちじるしくぜい弱した下地はポリッシャー、ディスクサンダー、皮スキなどで出来るだけ除去し、清掃してください。

水洗いをした場合は下地が十分乾燥していることを確認してください。(乾燥していないと、浸透性能が阻害されます。)

2. 塗布

ガッチリ浸透プライマー

ウーローラーや刷毛、ジョーロ、噴霧器などを用いて原液のまま、表面に残るまで塗布してください。

吸い込みの多い場合は、状況に応じて1時間以内に数回塗布してください。

3. 乾燥
放置して自然乾燥させます。(20℃・2~3時間を目安)
モルタルなどの厚みがあるものを施工する場合は翌日以降としてください。

4. 仕上げ材施工
モルタルや塗床材・外装材等、用途に適した仕上材の標準施工仕様に基づいて施工してください。(原則として専用プライマーがある場合はそれを塗布してください)

ガッチリ浸透プライマー施工ポイント

  • 適用下地は無機系のみです
    ガッチリ浸透プライマーの適用下地は無機系下地です。
    浸透させて初めて効果が現れますので、吸込みの無い下地(プラスチック、鉄、活膜の塗料)には効果が期待できません。
  • 下地によって吸込み量が違います
    ガッチリ浸透プライマーの塗布量は、カタログ上で200g~500g/㎡としています。(使用量に差があるのは下地によって塗布量が異なるためです)
    下地の吸込みが無くなるまで(表面に樹脂感が残るまで)塗布するのがポイントです。
  • 塗布間隔は1時間以内に行ってください
    ガッチリ浸透プライマーは性質上、一度固まってしまうと再度塗布しても浸透せずに表層で膜を作ってしまいます。
    再度塗布してしまうとそこから界面剥離する可能性がありますので、複数回塗布する場合は、1時間以内に行ってください。
  • 効果は表層2~3㎜程度です
    ガッチリ浸透プライマーで、固められるのは各種下地材の表層2~3㎜程度です。
    それより下の層がボロボロの状態の場合、そこには効果が期待できません。
  • 下地との接着を増強するものでありません
    ガッチリ浸透プライマーは下地の表層強化を目的とした製品です。
    古壁(聚楽や砂壁等)と、その下地との接着を増強するものではありませんのでご注意ください。ガッチリ浸透プライマー

※一番吸込みの多い下地(土壁)に、7~8回(塗布量 1.5kg/㎡)程度塗布した状態の施工例です。施工後は表層に艶が現れます。

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