モールテックス完全ガイド:メリット・デメリットとは?【2024年最新版】

近年、建築とインテリアデザインの世界では、モールテックスという素材が注目を集めています。このベルギー発のコーティング材料は、そのユニークな美的魅力と実用性で、デザイナーや建築家から高い評価を受けています。本マガジンでは、モールテックスのメリットとデメリットを深掘りし、この素材がなぜこれほどまでに人気なのか、その理由を探ります。2024年最新版として、最新の情報とトレンドを取り入れ、モールテックスを検討中の方々に役立つ情報を提供します。

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プロ推奨!カラーモルタル仕上材おすすめ5選を徹底比較

日本では1980年代後半~1990年代初頭にかけてバブル景気になり、その頃にコンクリート打ち放しの建築物が流行しました。それから時は30年経て、昨今の建築業界では店舗等の内装を中心に、コンクリートやモルタルのテクスチャー(材料の質感や感触、表面の様子)を活かした建築材料が人気を博しています。輸入製品の『モールテックス』を始めとしたコテ等で塗り付けるモルタル系の製品や、コンクリート・モルタルの上にローラーで塗るコンクリートステイン塗料や防塵塗料があります。今回はこれらのカラーモルタル風仕上材のメリット・デメリットや実際の製品のご紹介します。
前提の知識としまして、モルタルの構成材料は砂・セメント・水です。比較的薄塗りの材料のため、仕上げ材や下地調整材として使用されます。通常モルタルは構成材料の色合いを受けてグレーや白色で仕上がりますが、着色されたモルタルはそれらとは一線を画した雰囲気・空間を演出できます。

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【3分で分かる】工事会社が解説するコンクリート床のひび割れ補修!「伝統的な工法」と「最新の工法」を比較解説

コンクリート床のひび割れ(クラック)は、建築物における一般的かつ重要な課題の一つです。コンクリートのひび割れには様々な要因が影響しており、ひび割れが放置されると、建物の安定性や美観に悪影響を与える可能性があります。特にコンクリート床においては、日常の使用や気象条件の変化などがひび割れの原因となります。

この記事ではコンクリート床のひび割れ(クラック)に焦点を当て、その補修方法について詳しく解説していきます。床ひび割れ補修においては、伝統的な工法と最新の簡易工法の両方が存在し、それぞれに長所と短所があります。読者の方々には、自らの建物における具体的な状況に合わせて最適な補修方法を選択するための知識を提供することを目指しています。

伝統的なひび割れ補修工法:エポキシ樹脂注入工法

背景

エポキシ樹脂は建築業界において、古くから重宝されてきました。日本では第二次世界大戦後に、広島のいわゆる原爆ドームの改修工事で数万トンのエポキシ樹脂が使用されたことが、エポキシ樹脂を多く使用した補修の始まりと言われています。
エポキシ樹脂は硬化すると、一般的にコンクリートの圧縮強度の2.5倍、引張強度の約10倍と言われています。液体の状態で施工しますが、化学反応後は驚異的な強度を発現するため、モルタルやタイルの下地との浮き部やコンクリートのひび割れに注入して、強度の復元を主な目的として使用されてきました。

エポキシ低圧注入工法によるひび割れ補修

ひび割れ幅が1㎜以下程度の場合はひび割れに沿って直接穴を開け、高圧注入ポンプでエポキシ樹脂を注入しようとしても、幅が狭い上に高い圧力で注入する為入りにくいので、一般的には低圧樹脂注入工法(国交省推奨工法)をとります。 これはメーカーにより使用する器具が異なりますが、ひび割れに沿って特殊器具を取り付けて、その器具を仲介することにより低い圧力に変換し、ひび割れにエポキシ樹脂を注入して補修する工法です。

エポキシ樹脂低圧注入工法の良い点

・施工箇所の強度が格段に向上する。

エポキシ樹脂低圧注入工法の悪い点

・工事代金が高い。(材料代、手間代共に高くなる傾向にある)

・工事期間が最低でも2日掛かる。(特殊器具の設置とひび割れのシール併せてエポキシ樹脂注入で1日、特殊器具とシール材の撤去で1日の計2日ないし場合により3日掛かる場合もあり)
・プロでないと施工が難しい(DIY向きでない)
・エポキシ樹脂の特性により、紫外線による黄変(黄色く変色する)があるため、仕上げ材をすることが不可欠。

戸建て住宅の基礎ひび割れを補修して美しく仕上げる方法とは

目新しい簡易工法: セメント系材料充填工法

これはエポキシ樹脂低圧注入工法のように、特殊器具を設置したりひび割れをシールする必要はありません。 製品自体がチューブの中に予め入っており、そこに水を投入してチューブを揉んだり振ったりして攪拌します。 その後ひび割れに水を注いだ後、混錬した材料を流し込みます。

一定時間を経過すると材料が適度に硬化するので、そこで余剰分を皮スキ等で撤去し、最終的にはウエス等でひび割れ周辺を拭きあげて完了です。

そのまま仕上げとしてもいいですし、その上に新規に仕上げ材を施工して頂いても構いません。材料自体がコンクリート近似色ですので、施工後に補修跡がそれほど目立ちません。 容易な施工でひび割れを補修できます。

セメント系材料充填工法の良い点

・工事代が安い(エポキシ樹脂低圧注入工法に比べ材料が格段に安いことと、手間が大幅に減少する) ・施工が簡単である。(プロの業者様だけでなくゼネコンの監督や一般の方でも施工可能) ・工事期間が短い。(原則1日で完了する) ・そのままで仕上げになる(セメント系材料なので、樹脂系の材料より紫外線による劣化を受けにくい)

セメント系材料充填工法の悪い点

・エポキシ樹脂低圧注入工法に比べて施工後の強度や耐久性が低い。

オススメのセメント系充填材料製品はこちら

クラックイレイザー ヤブ原産業株式会社

その他の工法

上記以外にもいくつか工法は存在します。 ”Uカットシール材充填工法”は比較的メジャーな工法です。 これは常時ひび割れに挙動を確認できる、若しくは発生する可能性が高い箇所に適した工法です。 ひび割れの挙動に充填材料を追従させて、極力表面に再度ひび割れが発生しないようにする工法です。 ひび割れを少し幅広にカットし、そこにシーリング材等を充填し、最終的にはポリマーセメントモルタル等で面揃えをし仕上げを行います。

まとめ

 

コンクリートのひび割れの補修は多種ありますが、施工箇所やひび割れの状態(幅・貫通の有無・漏水の有無・それぞれメリット・デメリットがあります。 それを把握した上で工法や材料の選択をすることが望ましいです。

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コンクリートのひび割れが発生する原因と対策を探ってみた

コンクリートは長年の使用や気候の変化などにより、ひび割れ(クラック)が生じることがあります。

建築業界では一般的に構造上影響を及ぼす可能性のある構造クラック、細かなひび割れで構造上問題がないと考えられるヘアークラックに分けられます。

「構造クラック」はその性質上、適切な処置を行う必要があります。一方で「ヘアークラック」は直ちに構造上の問題に繋がりにくいため、補修の優先度は低いです。

ヘアークラックの優先度が低いといっても、コンクリートに出来たひび割れを放置しておくのは景観的にも気になるところだと思います。

今回は、コンクリートに出来たひび割れの原因や影響について説明します。

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一材型・二材型ポリマーセメントモルタルの違いについて(再編集版)

今号ではポリマーセメントモルタルの一材型と二材型の違いについて解説します。
カチオン性ポリマーセメントモルタルの先駆的商品、弊社の『カチオンタイト』等についても触れますので必読です。
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工事会社が徹底比較!コンクリートひび割れ補修材7選【セメント系編】

あなたの駐車場やアプローチの土間コンクリートに発生したひび割れを「直し方もわからないし、そのままでいいか」と放置していませんか?しかしこのひび割れ、放置すると深刻な損傷をもたらす可能性があります。

この記事では、改修工事会社が厳選したDIYで簡単に補修できるコンクリートのひび割れ補修材を紹介します。建物の寿命を延ばすために、適切なひび割れ補修材の選択と、正しい補修の実施が不可欠です。本記事を通じて、効果的なコンクリートのひび割れ補修方法と専門家のノウハウを学びましょう!

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コンクリートのひび割れ補修工法を徹底比較!工事会社が選ぶ補修材6選

あなたの自宅の基礎やガレージのコンクリートにひびが入ってしまった!なんて事ありませんか?
そして、ひび割れを「直し方もわからないし、そのままでいいか」と放置してしまっている方が多いのではないでしょうか。
しかし、このひび割れを放置すると、建物に深刻な損傷をもたらす可能性があります。
この記事では、建築の専門家が厳選したコンクリートのひび割れ補修材を紹介します。
建物の寿命を延ばすために、適切なひび割れ補修材の選択と、正しい補修の実施が不可欠です。
本記事を通じて、効果的なコンクリートのひび割れ補修方法と専門家のノウハウを学びましょう!

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漆喰のリフォーム方法: 施工のポイントとメンテナンスの秘訣

目次

・はじめに

・漆喰のリフォームの魅力と効果についての紹介 

・伝統的な漆喰と現代しっくいの紹介

・リフォーム時の下地の準備と補修 

・漆喰の仕上がりパターン

・メンテナンス

・まとめ

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構造クラックとヘアークラックの違いは?専門家オススメ補修材6選!

コンクリートは、建築やインフラの基盤を支える重要な材料です。しかし、長年の使用や気候の変化などにより、コンクリートにはひび割れ(クラック)が生じることがあります。これらのひび割れ(クラック)は、見た目だけでなく、構造の安定性や耐久性にも影響を及ぼす可能性があり、ひび割れ(クラック)の種類に適した補修が推奨されます。この記事では、コンクリートのひび割れに関する基本的な知識を提供し、構造クラックとヘアークラックの違いを説明します。さらに、効果的な補修方法についても詳しく解説します。

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壁面用天然石(砂利)樹脂仕上げ材の種類と特長を解説(再編集)

建築分野において古来より使用されている自然素材の物を思い浮かべる時、大概の方は木、石、土あたりだと思います。
個人的には建築物において、木材が最も仕様される頻度と使用量が多いと思いますが、石も様々な用途かつ素材で建築物を構成する材料として使用されています。
今回は石は石でも、樹脂と組み合わせた砂利の壁面用仕上げ材について解説します。そのような時に用いられる砂利を骨材と呼ぶ場合もあります。
以前は国内の至る所で日本特有の砂利を採取出来ましたが、現在は法規制等によりその殆どが採取できなくなり、外国からの輸入に頼っている現状です。

※2022年9月2日の記事を再編集したものです。

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