置物で趣のある空間に!和風の庭の造り方

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和風の庭は落ち着いた雰囲気で、見ているだけで落ち着きますよね。庭づくりが初めての方は、「和風の庭に造るには、なにからしたらいいんだろう?」と悩んでしまいます。そんな方におすすめなのが、「置物」です。置物は和風の庭づくりの必須アイテムです。

今回は、和風の庭を演出してくれる「置物と植物、和風の庭の地面の地面の造り方」について解説します。これから庭づくりをされる方は参考にしてみてくださいね。

和風の庭を造る前にすること

庭づくりを始める前にしておくのが「庭の広さの把握」と「レイアウト決め」です。これらを事前把握しておけば、置物の大きさや置ける数、砂利などの材料をどのくらい購入すればいいのか知ることができます。

置物を実際に配置してみて、「大きさが合わなかった」という後悔は意外と多く見られます。後悔しないためにも、下準備はしっかりしておきましょう。

庭の広さを把握する

少し面倒に感じるかもしれませんが、庭の広さは必ず測ってください。とくに置物を複数置く場合には、庭の広さを測っていないと「庭に入りきらなかった」ということも起こりかねません。

また、砂利を敷く場合も庭の広さから、砂利が何キロ必要なのかを計算することができます。

置物の大きさを含めてレイアウトを考える

庭の広さがわかったら、レイアウトを決めていきます。置物を置く位置や植物を植える場所、砂利を敷く場所も決めましょう。紙にレイアウト図を書いていくとわかりやすいです。

平面だけでなく正面から見た時の図(立面図)も想像しながらレイアウトを考えると、置物の高さ関係の配置もスムーズにできます。

和風の庭の造り方

和風の庭を演出するために必要なのは、置物です。和風の置物を一つ置き、周りに砂利や石を置くだけでも趣がある庭に変身します。ここでは、和風の庭づくりにおすすめの置物と植物、地面の仕上げ方法をみていきましょう。

和風に趣が出る置物3選

和風の庭には取り入れておきたい置物を3つ紹介します。

・灯篭(とうろう)
和風の庭の必須アイテムといっても過言ではないのが、灯篭です。小さいサイズから大きいサイズまで、さまざまな大きさのものがあるので、庭の広さによって大きさを選びましょう。また、庭を照らすライト替わりに置きたい方は、LEDライトがついている灯篭を検討してみてください。

・蹲(つくばい)
蹲は元々茶室に入る前に心身を清めるために、庭に置かれた手水鉢のことです。現在は和風の庭を演出する置物として人気があります。蹲に水を溜め、そこでメダカなどの生き物を飼っている方も多いようです。

また、筧(かけい)やししおどしと一緒に設置すれば、水音が庭に響きワンランク上の和風の庭を演出できます。

・庭石
小さいものから大きいもの、自然石から人工石までさまざまな種類ものもがあるので、庭の雰囲気に合うものが見つかるはず。置物のまわりに、大小さまざまな庭石を組み合わせて配置するのもおすすめです。

また、石の上にくぼみがあり、鉢植えとしても役割があるものも販売されています。

和風の庭におすすめの地面

和風の庭にするとき、意外と悩むのが「地面をどうするか」です。砂利、洗い出し、苔…さまざまな仕上げがあるので悩みますよね。では、それぞれの特徴を確認していきましょう。

・砂利
砂利の色や形によって、庭の雰囲気を変えられることがメリットです。庭を明るく見せたい方は「明るい色の砂利」を。高級感漂う庭にしたい方は「暗い色の砂利」を選びましょう。

砂利を敷く前に防草シートを敷いておけば庭の手入れも楽なので、手入れが面倒な方には砂利がおすすめです。

 

・洗い出し
樹脂でコーティングしセメントペーストで目詰めします。砂利と同じように、砂利の色で庭のイメージを変えられるのが特徴。

庭を通って玄関に行く家などはアプローチを洗い出し仕上げにし、庭とアプローチの境目がハッキリさせれば、客人を自然と玄関に誘導するデザインに仕上がります。

 

・苔
苔にもいろいろな種類があります。日陰を好むものや日向を好むもの、水やりが必要なものまでさまざまです。庭の日当たりによって植える苔を選びましょう。

地面をすべて苔にすると手入れが大変なので、砂利や洗い出しを組み合わせるのがおすすめ。置物のまわりに苔を植えるとアクセントとして緑が取り入れられます。

和風の庭に植えたい植物

和風の庭は灰色など暗い色の置物が多いので、庭の雰囲気が暗くならないように適度に緑を取り入れましょう。和風の庭と相性のいい植物を3種類紹介します。

・フウチソウ
明るい日陰、または日向を好む多年草です。水やりは必要なく、雨水で十分なので手入れはほとんど必要ありません。

・クサソテツ
多年生のシダ植物で、木漏れ日が当たる程度の日陰を好みます。乾燥が苦手なので、しっかりとした水やりが必要です。

・ツワブキ
明るい日陰、または日向を好みます。水はけがよい場所を好むので、水やりは必要ありません。初冬に5センチほどの黄色い花を咲かせます。

和風の置物を置いて趣のある庭にする

和風の庭づくりをするときには庭の広さを測り、レイアウトを考えることから始めます。置物や植物の高さを考えながらレイアウトを考えれば、仕上がりのイメージが掴みやすいでしょう。

置物は好みや組み合わせで構いませんが、植物は庭の日当たりによって選んでください。和風の置物や植物を取り入れ、趣のある和風の庭を造りましょう。

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