和風の庭におすすめの砂利をご紹介

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和風の庭づくりをするとき、「高級感漂う庭にしたい」、「光が差し込む明るい庭にしたい」など和風をテーマにしていてもイメージする雰囲気は人それぞれ。

庭の雰囲気を「明るく」、「高級感がある」など、細かい演出をしやすいのが「砂利」です。砂利にも和風の庭と相性がいいものがたくさんあるので、今回はそのなかから5種類の砂利を紹介します。

自分の思い浮かべる庭のイメージから砂利を選んでみてくださいね。

和風の庭におすすめの砂利

一口に砂利と言っても色や大きさ、形などはさまざまです。和風の庭づくりをするときには、どのような砂利が合うのでしょうか。

ここでは、和風の庭と相性がいい砂利を5種類みていきましょう。

白玉砂利

白玉砂利はその名の通り、見た目が白玉のように白くて丸い砂利です。白色が日光を反射するので見た目も美しく、和風・洋風どちらの庭にも合わせやすいことから人気があります。和風の庭に白玉砂利を敷くと、暗い印象になりがちな和風の庭も明るく見せてくれる効果があるので、庭を明るく見せたい方は白玉砂利を選んでみてください。

ただし白くて見た目がきれいな白玉砂利は、白いがゆえに汚れやすいのがデメリット。雨の後などは泥で汚れてしまうので、人が歩く場所に敷くときにはこまめな掃除が必要です。

那智黒砂利

碁石にも使用されている、黒色がきれいな高級感漂う砂利です。雨に濡れると艶やかな黒色に変化するので、晴れの日とは違った楽しみ方ができるのも那智黒砂利の特徴。黒色が庭を引き締めて見せてくれるので、小スペースの庭や土間の洗い出し仕上げに多く見られます。

那智黒石は広い庭全体に敷きつめてしまうと庭全体が重く見えてしまうので、他の砂利と組み合わせて部分的に使用するのがおすすめです。

伊勢砂利

伊勢砂利は、伊勢(三重県)で採れる花崗岩の砂利です。砂利に多数の穴があいているので水はけと水もちがよく、昔から庭砂利として愛用されてきました。さび色は上品で日本庭園と相性がいいので、住宅の和風の庭にもおすすめです。

伊勢砂利は粒の大きさが「1cm未満」と、小粒のものが多く見られます。小粒の砂利は歩くと音が鳴るので、防犯砂利としても使用できます。防犯効果も重視する方は、伊勢砂利を検討してみてくださいね。

五色砂利

五色砂利には、伝統色の「茜(あかね)・若菜(わかな)・柑子(こうじ)・納戸(なんど)・白」五色の砂利が混ぜてあります。五色砂利も濡れるとそれぞれの砂利の色が濃くなるので、雨の日には変化を楽しめるのが特徴です。

五色砂利はカラフルなので置物のまわりに敷いたり、タイルやコンクリートの隙間をうめたり「アクセント」として使用してみてください。

金華砂利

金華砂利は茨城県鹿島で採れるので、「鹿島砂利」とも呼ばれています。茶色と灰色を基調とし、華やかさを出しつつも高級感が漂う砂利です。高級感がありますが価格は意外と低価格で、関東ではホームセンターで手軽に購入できます。

アプローチやアクセントに使用したり、蹲(つくばい)の底に沈めたり、和風感を演出するアイテムとして使用するのがおすすめです。

和風の景観を意識しつつ防犯もできる砂利

庭づくりをするときには、景観と同時に防犯も意識しておきたいですよね。防犯砂利は踏んだ時に「76.5dB以上」の音が鳴る砂利のことをいいます。70dBが掃除機をかけるときと同じくらいの音の大きさです。

ここでは防犯効果のある、「ガラス製」と「天然石」の砂利を紹介します。

ガラス製の防犯砂利

ガラス製の防犯砂利はガラスを高温溶解で発砲処理し、防犯目的で作られた砂利です。粒のなかに空気を含んでいるので、踏むと砂利同士が擦れて大きな音が鳴ります。

商品によっては80dB以上(救急車のサイレンと同じ)の音が出る高い防犯性が期待できるものも。カラーバリエーションも多く、さまざまな種類のなかから選べるのがメリットです。

汎用性があり価格も安いのですが、耐久性がないのですぐに粉々になってしまうので定期的なメンテナンスが必要です。また、軽いので大雨の際に流されてしまったり、台風などで突風が吹くと飛ばされたりしてしまうのが、ガラス製の防犯砂利のデメリットです。

小粒の天然石の砂利

天然砂利でも「1cm未満」の小粒の砂利は防犯効果が期待できます。天然石なので本当に音が鳴るのか心配かもしれませんが、小粒の砂利同士が擦れ合い「74dB」の大きな音がでるので、しっかりと防犯効果が期待できますよ。

天然石は耐久性に優れているのでメンテナンスがほとんど必要なく、重たいのでガラス製の砂利と違いって風で飛ばされたり、流されたりすることもありません。

ただし、価格がガラス製の防犯砂利よりも高く、重たいので敷くときに労力がいるのがデメリットです。メンテナンス費用を考えたらガラス製の防犯砂利とあまり変わらないかもしれませんが、天然石の防犯砂利のほうが初期費用は高くなってしまいます。

見た目や効果から和風の庭に合う砂利を探しましょう

今回は、和風の庭づくりにおすすめの砂利を紹介しました。白玉、那智黒、五色など…和風の庭と相性がいい砂利でも、さまざまな種類の砂利があります。

庭づくりをするときにはテーマとは別に、雰囲気を思い浮かべて砂利を選んでみましょう。

「庭づくりと同時に防犯もしたい」と考えている方は、ガラス製の防犯砂利や小粒の砂利を敷けば防犯効果も期待できます。

好みの砂利を見つけて理想の庭づくりを楽しみましょう!

 

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