(敷砂利安定補助材)楽砂利パネルの施工方法

[著]
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前号に続きまして弊社の敷砂利安定補助材『楽砂利パネル』の施工方法をご紹介します。
仕上げは化粧砂利を敷き砂利にして使用するケースが多いですが、今回ご紹介するのは仕上げ材として透水性天然石最密構造樹脂舗装材である『彩アストン』で仕上げたケースです。

楽砂利パネル(彩アストン仕上げ)の施工方法

       

下地

十分転圧されたクラッシャーランを下地として下さい。歩道で10cm程度、車両通行場所で15~25cm厚とします。

不陸調整

6号砕石をスコップやトンボ等を用いて、10~15㎜厚に敷き込みます。

楽砂利パネル敷設

       

㎡当たり12枚を目安に、パネルの接合部分の凸部に穴を合わせて敷き込み、役物及び端部の調整はプラスチック用のこぎりで切断します。役物及び端部は10~30㎜間隔を空けます。

砕石充填

パネルの中に6号砕石をトンボ等でパネルの面から10㎜程度下げで充填します。(はじめに、パネルの面より高めに砕石を敷き並べてから、熊手等で10㎜程掻き出して仕上げるやり方があります)

仕上げ(彩アストン仕上げの場合)

      

多くの場合は化粧砂利を最も上の層に敷いて仕上げますが、今回は弊社の天然石樹脂舗装材の彩アストン仕上げとします。彩アストン並びに楽砂利パネルは高い透水性を有しているので、雨水の殆どは下地まで浸透して、表面に水溜まりは出来にくい仕様です。

施工例

      

一風変わった用途としては屋上緑化で使用することがあります。この現場は某大学の屋上であり、通路に楽砂利パネルを設置し、仕上げは砕石仕上げです。下地は防水層であり、その上に楽砂利パネルを設置しています。植栽の箇所は、防水層の上に防根シートを貼り植栽で仕上げています。

まとめ

『楽砂利パネル』は敷き砂利の下地に設置して、歩行性の改善・砂利の飛散防止・水捌けの改善等、様々なメリットをもたらします。戸建ての外構で使用されることもありますが、砂利と密接に関連した建築材料という特性上、寺社仏閣や宗教施設で使用するケースがかなり多いです。参道の砂利の下に楽砂利パネルを設置することにより、お施主様は参拝者の方から歩きやすくなり、とても良いとの声を頂くことが多いようです。

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