コンクリートのひび割れ補修工法を徹底比較!工事会社が選ぶ補修材6選

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あなたの自宅の基礎やガレージのコンクリートにひびが入ってしまった!なんて事ありませんか?
そして、ひび割れを「直し方もわからないし、そのままでいいか」と放置してしまっている方が多いのではないでしょうか。
しかし、このひび割れを放置すると、建物に深刻な損傷をもたらす可能性があります。
この記事では、建築の専門家が厳選したコンクリートのひび割れ補修材を紹介します。
建物の寿命を延ばすために、適切なひび割れ補修材の選択と、正しい補修の実施が不可欠です。
本記事を通じて、効果的なコンクリートのひび割れ補修方法と専門家のノウハウを学びましょう!

コンクリートひび割れを放置するとどうなる?

コンクリートのひび割れを放置しておくと、ひび割れが次第に広がってしまう恐れがあります。
水などの液体がひび割れに入り込むと、コンクリートを劣化させてしまうからです。
また、車両等の往来が負荷となり、次第にひび割れを悪化させてしまうなどの原因も挙げられます。
他にも、小さなひび割れからコンクリート床に歪みが生じて、別の場所にもひび割れが発生する恐れもありますので早めに対処しましょう。

コンクリートのひび割れの種類

コンクリートのひび割れは、その形状や発生原因によって様々な種類に分類されます。
適切な補修材の選択には、ひび割れの種類とその原因を理解することが重要です。

浅くて幅が狭いひび割れ(いわゆるヘアークラック)

僅かな幅で、浅めのひび割れであれば、自分で簡単に補修可能です。
目安は、幅0.2~2mm位、深さ約10mmを参考にして下さい。

深くて幅が広いひび割れ(いわゆる構造クラック)

ヘアークラックの目安を超えるような幅が広いひび割れは、地震や重量物の外部力による負荷や、設計上の問題や施工の不備が原因となっている可能性がありますので、専門業者に確認してもらいましょう。

構造クラックとヘアークラックの違いは?専門家オススメ補修材6選!

コンクリートひび割れの種類

コンクリートひび割れの補修には適切な補修材の選択が不可欠です。以下は一般的なクラック補修材の種類です。 ヘアークラックには簡易的なセメント系補修材、構造クラックには強力なエポキシ樹脂を選ぶなど、ひび割れの種類に合わせて選択します。それぞれ「価格」「施工しやすさ」「強度」の3点から評価しました。 (同じ分野の製品であっても、製品により上記3点の要素が違います。あくまでも一般的な見解として表記しています)

Uカットシール充填材

柔軟性があり、比較的幅広で挙動が大きいひび割れに対して適しています。 (主に壁面) 工程: 清掃→ひび割れに沿い幅広にカット→プライマー塗布→シーリング材施工→硬化養生→下地調整→仕上げ材施工。

価格:★★★★   施工しやすさ:★★   強度:★★   推奨のクラック;構造クラック

エポキシ樹脂補修材

強固な接着力を持ち、耐荷重性が高いため、構造クラックの補修に適しています。 剛性があるため、割れ幅が大きいひび割れにも有効です。 エポキシ樹脂は紫外線により黄色く変色するので、露出仕上げは避けた方がいいです。 工程: 清掃→ひび割れに沿い注入用器具台座設置→樹脂が漏れないようひび割れをシール→樹脂注入→硬化養生→器具・シール材撤去→下地調整→仕上げ材施工。

価格:★  施工しやすさ:★  強度:★★★★★  推奨のクラック:構造クラック

セメント系補修材

安価で簡単に施工できるため、ヘアークラックの補修に適しています。 コンクリートとの密着性があり、美しい仕上がりを実現できます。 工程: 清掃→補修材施工→硬化養生→仕上げ材施工。(仕上げ材施工をせずに露出仕上げも多い)

価格:★★★   施工しやすさ:★★★★★   強度:★★   推奨のクラック:ヘアークラック

おすすめの補修材

Uカットシール充填材

◆セメダイン㈱『ウレタンシールNB』850ml

 

日本初の合成接着剤を開発した大手接着剤メーカーで、国内における接着剤やシーリング材の代表的メーカーです。1成分形のポリウレタン系シーリング材です。 ノンブリード※1、塗装可、低モジュラス※2タイプです。

※1 成分中の可塑剤が仕上げ材に滲まないので汚れにくい。

※2 変形に対する抵抗力が低い≒柔らかい。

◆サンスター技研㈱ 『ペンギンシール 999TypeNB』320ml

塗装を施すコンクリート、モルタル等の各種目地、ひび割れ・欠損補修や ALC など各種外装建材の塗装目地に適しており、かつ環境汚染に有害な揮発性有機化合物 (VOC)を含まない「人と地球にやさしい」シーリング材です。1成分形のポリウレタン系シーリング材です。ノンブリード、塗装可、低モジュラスタイプです。

エポキシ樹脂補修材

◆コニシ㈱ E206S 3kgセット(ボンドシリンダー工法)

JIS A6024(建築補修用注入エポキシ樹脂)硬質低粘度系適合品です。高強度、湿潤接着性を有しており、シリンダーセット(注入器具やシール材)と併せて使用します。ひび割れに対するエポキシ樹脂低圧注入工法としては、最もポピュラーなものです。

 

◆パルユニット㈱ ハンドスムーサー

1液型弾性エポキシ樹脂です。ひび割れのシール不要かつ付属のガンがあるので、比較的手間は省けます。ひび割れ内部が湿潤状態であっても硬化する湿気硬化型でノンブリードタイプです。

セメント系補修材

◆ヤブ原産業㈱ クラックイレイザー(床面専用)

カチオン性セメント系下地調整材先発品である、『カチオンタイト』の技術を活用して開発された簡易補修材です。カチオン性粉末樹脂配合で高強度・高耐久・高接着を実現。混ぜる→流し込む→削るだけの簡単施工です。0.2~2.0㎜幅程度のクラックに対応します。

◆住友大阪セメント㈱ 安心補修スティック 

大手セメントメーカーが製造販売している、他の製品とは一味違う補修材です。ひび割れの自己治癒成分を配合したセメント系原料をスティックタイプにした商品です。主に壁面に実績が多数ある商品です。工程は、水湿し→製品擦り込み→押し込み→硬化養生の簡単施工です。

まとめ

コンクリートのひび割れ補修は、建物の耐久性と美観を保つために欠かせない作業です。メンテナンスを適切に実施することで、コンクリートのひび割れ再発を防ぎ、寿命を延ばすことができます。しっかりとした補修を行い、建物を長く利用できるよう心がけましょう。

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