2007年に発売以来、長年に渡り建築分野で左官業者様や塗装業者様等からご好評を頂いている『ガッチリ浸透プライマーW』ですが、時たま土木分野においても使用されます。 今号では、最近土木分野で使用して頂いた事例をご紹介します。
ガッチリ浸透プライマーとは
コンクリート打設中の雨打たれ、コンクリートの凍害、風化した土壁や漆喰等、脆弱した無機質系下地表層に浸透し強化します。(特許を取得した独自の浸透メカニズム) ガッチリ浸透プライマーは脆い下地を強化させて上塗りを可能にする商品です。 末尾に「W」が付くものが通年タイプ、「寒冷地」が付くものは気温マイナス5℃まで対応できるタイプとなっています。 詳しくは下記からどうぞ。
コンクリートやモルタルの浸透強化でガッチリ浸透プライマーが選ばれる理由、施工方法を紹介
施工現場の内容
現場は東京都の台東区橋場で、隅田川の堤防整備工事です。 スーパー堤防というものを作るにあたり、新規のコンクリートを打設しました。それに対する仕上げ材の下塗りとして『ガッチリ浸透プライマーW』を使用して頂きました。
整備工事前: コンクリートの防潮壁が汚れて、汚れ等により黒くなっています。
整備中の全景: 階段を設置し、植栽する場所を設けます。
ガッチリ浸透プライマー施工: 天然石調仕上げ材を施工するにあたり、新設コンクリート面の吸水調整剤として塗布しました。※コンクリート面に離型剤の成分が残っている場合や、撥水剤等が塗布されていて吸い込みが無い状態では使用できません。
ガッチリ浸透プライマー施工: 天然石調仕上げ材を施工するにあたり、新設コンクリート面の吸水調整剤として塗布しました。※コンクリート面に離型剤の成分が残っている場合や、撥水剤等が塗布されていて吸い込みが無い状態では使用できません。
整備後: 一見、御影石貼りに見える塗り壁材ですが、とても綺麗に仕上げられています。
整備後: 一見、御影石貼りに見える塗り壁材ですが、とても綺麗に仕上げられています。
整備後: 整備後の全景です。散歩する際は、植栽ができたことで気持ちよさが格段に上がるものと思われます。
まとめ
今回の現場においては本来の用途とは若干異なり、コンクリート面の表層強化ではなく、仕上げ材の吸水調整として使用して頂きました。 『ガッチリ浸透プライマーW』は特許を取得した、脆弱層に対する独自の浸透強化メカニズムを有する製品です。また、国土交通省『NETIS』新技術情報提供システムにも登録されている製品です。建築・土木の業界において、困った時の解決策のひとつの手段してお役に立てるものですので、是非一度お試しください。