モルタルが浮いてしまった・・・
撤去して塗り直すのは大変だ・・・
手直しするまで時間が無い・・・
そのようなことでお困りの時は、浮きをはがさずに樹脂注入することで問題解決です。
樹脂注入は自分では無理とあきらめている方。
今回は、専門家に頼まずとも樹脂注入できるSSS(スリーエス)ボンドをご紹介します。
モルタルの浮きを撤去せず補修するにはSSSボンドで注入。左官屋さんでも簡単です【SSSボンドとは】
SSS(スリーエス)ボンドは、カートリッジタイプの注入用エポキシ樹脂です。
カートリッジタイプで既計量のため、現場での面倒な計量を省き、壁面や床面のモルタル等の浮き部分を固定できるシステム化された注入材です。
・カートリッジタイプですので計量ミスがなく、安定した物性が得られます。
・ワンタッチで硬化剤を主剤容器に移動できます。
・主剤と硬化剤の混練が簡単で、手を汚しません。
・カートリッジは容易に専用ポンプにセットでき、スピーディーに施工できます。
・収縮が殆どなく、ひび割れや浮きの一体化が図れます。
・付属の専用ノズルで一般の接着剤としても使用できます。
専門の工事業者様はもちろんのこと、どなたでも簡単に壁面や床面のモルタル等の浮き、ひび割れ補修を行うことができます。
SSSボンドの種類
SSSボンド#1000 【高粘度注入用エポキシ樹脂】
- 壁の浮き部に対するアンカーピン固定及び注入用
- 1mm幅以上のひび割れ注入用
SSSボンド#700【中粘度注入用エポキシ樹脂】
- 壁、床の浮き部に対する注入用
- 0.7~1mm以下のひび割れ注入用
SSSボンド#500【低粘度注入用エポキシ樹脂】
- 壁、床の浮き部に対する注入用
- 0.2~1.0mm以下のひび割れ注入用
※いずれも通年用です。
SSSボンド(スリーエスボンド)接着剤としての応用
付属のノズルキャップをカートリッジに直接取り付けることで、一般の接着剤としても使用することが可能です。
・床面の磁器タイル・石材等の補修用接着
・駐車場、車止めブロックの接着
・定型目地材の接着
・補修用エポキシモルタルのバインダー
・床のひび割れの簡易的充填剤
SSSボンド(スリーエスボンド) 混錬手順
1. 主剤容器を左手でわしづかみし、ジョイントキャップを親指と人差し指でつまみます。
2. 硬化剤容器のジャバラをジョイントキャップ側に2~3山程縮めた状態で中にある反応防止栓のグリップエンドを左手の親指と人差し指でつまみます。
3. 反応防止栓をつまんだまま、右手の硬化剤容器を手前に約1/4回転させてゆるめてから、再度もとに戻します。
4. 左手を固定し、右手の反応防止栓のグリップエンドをつまんだまま右方向に完全に引き抜きます。
5. 反応防止栓を硬化剤の容器側で横にします。
6. 硬化剤の底部が凹になるまで主剤容器にすべて押し出します。
7. 主剤容器側にジョイントキャップを残し、硬化剤容器だけ外します。
8. 混錬棒の頭部をジョイントキャップに装着します。必ず空気を抜いてから行ってください。
9. 混錬棒を底部まで押し込み3~4回繰り返し往復させた後に、底部の白い部分を親指で押し込んだまま両手で2~3回もみます。
さらに3~4回混錬棒で再度往復させます。容器を完全に伸ばし、色が均一になったことを確認します。※強く押し込みすぎると、容器がやぶれる可能性があります。
10. 容器のジャバラを整えてから、混錬棒とジョイントキャップを外し、空気を抜いて注入ポンプのヘッドのネジ穴部分にセットします。
SSSボンド(スリーエスボンド) 補修例
-
- 浮きの打診マーキング
ハンマー打診により浮きの範囲を確認し、注入孔をマーキングします。 - さく孔
ピンニングの孔は躯体内に30mm程度までドリリングします。 - 清掃
ジャンボブロアー、またはコンプレッサーで孔内の切り粉を十分に除去します。 - 樹脂注入
[床面]
注入ポンプのノズル先端に小さく切ったウエスを当て、そのまま注入孔に差し込んで、ゆっくりと注入します。但し注入は片追いとします。[壁面]
注入ポンプのノズル先端に小さく切ったウエスを当て、そのまま注入孔に差し込んで、ゆっくりと注入します。
注入後、SSSボンドを絡めたステンレス補強ピンをすみやかに挿入します。 - 穴埋
エポキシ樹脂パテまたはカチオンタイトなどで穴埋めをします。
- 浮きの打診マーキング
浮きの補修 施工動画
ひび割れ補修 施工動画
ヤブ原産業は浮き注入、ひび割れ注入の専門家です。
現場で、お悩み、お困りの点がありましたら遠慮無く下記までご連絡ください。
https://www.yabuhara-ind.co.jp/contact/
コメント