【ブロック塀のリフォーム】その仕上げ材とは?

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ブロック塀は、プライバシーの確保や防犯などさまざまな効果が期待できます。
しかし、経年劣化が進むと、見た目にも悪く、場合によっては倒壊する可能性があることは注意が必要です。
そのため、状況に応じて適切にリフォームしていくことが重要になります。
そこで今回は、ブロック塀のリフォームの仕上げ材をご紹介します。

【ブロック塀のリフォーム】その仕上げ材とは

ブロック塀のリフォームをするには、まず既存のブロックの洗浄が必須です。
高圧水洗浄等で汚れ、埃、カビやコケ等を除去してから下地調整や仕上げの工程に入ります。
ここでは仕上げ方法を中心にピックアップしますが、その仕上げにもいくつか方法があります。
なかでも大きく以下の2つの方法が挙げられます。

・左官仕上げ
・塗装仕上げ

左官仕上げ


左官仕上げとは、モルタルやその他塗り壁材など、コテを使って塗り上げる仕上げ方法です。
左官職人の技術による仕上げパターンには多くの種類があり、コテがつくる凹凸や模様が豊かな表情を演出します。
左官はすべて手作業であり、他にはないオリジナリティを発揮できる点も、おしゃれな雰囲気をつくるうえで非常に適した仕上げ方法と言えます。
また、左官仕上げにより、ブロック塀は汚れや紫外線などの影響を受けにくくなるため、劣化抑制としても効果的です。

塗装仕上げ

 

塗装仕上げとは、塗料をローラーや刷毛を使って塗装する仕上げ方法です。
コンクリートブロックに対して直接塗装することが可能であり、そして色の種類も豊富に揃っていることから、簡単に雰囲気を一新できます。
また、塗装仕上げは、左官仕上げと同様にブロック塀を汚れや紫外線などの影響から守り、劣化抑制として効果を発揮します。
ブロック塀のリフォームで、おしゃれに仕上げるには「左官仕上げ」と「塗装仕上げ」が非常に効果的です。
ただし、その際は、ブロック塀に適性のある材料を使用することが重要になります。
なぜなら、仮にブロック塀のリフォームには適さない材料と使用すると、剥がれなどの不具合が起こる原因となり、早期にやり替えが必要となるためです。
それでは、ブロック塀のリフォームに適した材料について、以下にご紹介いたします。

美ブロHGシリーズ:四国化成


「美ブロHGシリーズ」は、目地処理を施したブロック塀に直接塗って仕上げるブロック外装材です。
防汚、防藻機能を付加しているため、汚れが付着しにくく、また日当たりが悪い場所でも藻の生育を抑えられるといった特長があります。
滑らかな仕上がりの「美ブロシルキーHG」と、素朴な仕上がりの「美ブロHG」の2種類があり、おもにコテを使って施工します。

洗浄剤『コンクリ汚れイッキ落ち』+浸透強化仕上げ材『Hey浸透フィニッシュ』:ヤブ原産業

コンクリートブロックを高圧水洗浄機で洗浄すると、周囲に水や汚れが飛散するので養生をしっかりしないとなりません。
その養生が面倒な方や高圧水洗浄機をお持ちでない方には、弊社の塩酸系洗浄剤である『コンクリ汚れイッキ落ち』がお勧めです。
酸と洗浄剤の力でブロックの汚れを化学分解して落とします。本剤を塗って擦り洗いをするだけで、高圧水洗浄と同等の洗浄力です。
その後に『Hey浸透フィニッシュ』を塗布します。この製品は、コンクリートブロックや大谷石等、無機系製品の脆弱化した表層に浸透して強化し、吸水を抑制して空気の遮断性を高めて保護します。透明(クリア)の仕上がりです。比較的安価に済むので、あまり費用をかけたくない方にはうってつけの商品です。
洗浄剤『コンクリ汚れイッキ落ち』+浸透強化仕上げ材『Hey浸透フィニッシュ』のyoutube動画はこちら

まとめ

ブロック塀は、素材のまま積み上げて仕上げる方法もありますが、ひと手間加えるだけで華やかでおしゃれな雰囲気を演出できます。
おしゃれに仕上げる代表的な方法は、大きく「左官仕上げ」と「塗装仕上げ」の2種類です。
いずれの方法も、建物の外観の印象を大きく変える効果があるばかりか、耐久性や防汚性など、機能性の向上にも寄与します。
ブロック塀をおしゃれに、そして長持ちさせたいという場合は、ぜひ参考にしてみてください。

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