建築物をつくるときには、必ず基礎が必要です。
そして基礎工事は、まず地面を掘る工事「根切り」を行い、そこへ「捨てコンクリート」を施工するケースが多く見られます。
「捨てコンクリート」は、「捨て」るだけあって建物の強度に影響することはありません。
しかし、設置するには理由があります。
それはおもに、基礎工事を円滑に、そして正確に進めるうえで必要となる重要な役割があるためです。
では、具体的に「捨てコンクリート」はどのような役割があるのでしょうか?
また、重要な構造に使う通常のコンクリートとどのような点で異なるのでしょうか?
そこで今回は、「捨てコンクリート」が持つ重要な役割や、通常のコンクリートとの違いについて徹底解説したいと思います。